首都圏で通勤をする際、ほとんどの方はSUICAやPASMO等のICカードを使い駅の改札を利用する事が多いと思います。そんなICカードのPASMOを使い東京メトロに乗るとお得になる、メトロポイントクラブというサービスが始まったのはご存知でしょうか。東京メトロをよくご利用される方にはお得になるかもしれないメトロポイントクラブについて解説します。
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目次
メトロポイントクラブとは
メトロポイントクラブ(メトポ)は、東京メトロが始めたポイントサービスです。PASMOを使い東京メトロに乗車すると、運賃や電子マネーとして利用する事が可能なポイント(メトロポイント)を獲得する事ができます。入会費、年会費は無料です。
メトロポイントが獲得できるサービスとしては先行して To Me CARDがありましたが、こちらはクレジットカード(PASMOが付いているもの付いていないものがあり)となるため利用に際して敷居はやや高めでした。
メトロポイントクラブでは事前に登録したPASMOのチャージ金額を利用して東京メトロに乗車すると乗車日に応じたポイントと、1ヶ月あたりの乗車回数に応じたボーナスポイントが獲得する事ができ、新たにカードを申し込まず、お手持ちのPASMOでよりお手軽にポイントを獲得する事が出来るサービスとなっています。
注意点として定期券と企画券区間内は乗車ポイント対象外となります。
どれくらいポイントは貯まるのか
獲得できるポイントは3種類あります。
- デイリーポイント:3ポイント
- ホリデーポイント(土日祝日):+4ポイント(デイリーポイントに加算)
- ボーナスポイント:10ポイント(1ヶ月に10回乗車毎に獲得)
デイリーポイントは1日あたり3ポイント獲得ができます。ホリデーポイントは土日祝日に乗車するとデイリーポイントとあわせて加算されます。この2つのポイントは1日に何回乗車してもポイントは1回限りとなります。例えば1週間の内、平日に1回、休日に1回乗車した場合は、平日1回分3ポイント、休日1回分7ポイント(3+4)の計10ポイントが獲得できます。
ボーナスポイントは1ヶ月の間の乗車回数が10回毎に獲得できるポイントです。1ヶ月の間に20回乗車すれば20ポイントのボーナスが獲得できます。
今後、オフピーク利用時のポイント付与も予定しているそうです。
貯まったポイントは、1ポイント1円として、10ポイント単位でPASMOにチャージすることができます。
ポイントの有効期限
4月1日から翌年3月末日までの間に獲得したポイントは翌年の3月末日まで有効となります。
申し込み方法について
申込み方法はやや複雑となり、最初に仮登録を行い、仮登録が完了後、本登録を行う流れとなります。
※仮登録の間はポイントは貯まりません。
仮登録の方法
仮登録の方法は2種類あります。
WEBでの登録
会員専用ページにアクセスし、画面の指示に従い必要事項を入力します。お客様番号、WEBパスワード、駅パスワードを取得して仮登録は完了です。
入会申込書郵送にて登録
東京メトロの駅に設置されたリーフレット中の申込書に必要事項を入力し、メトロポイントクラブ事務局に郵送します。事務局にて入会申込書確認後、2週間程度でお客様番号、WEBパスワード、駅パスワードが記載されたハガキが発送されます。
※申込書は、日比谷線北千住駅、中目黒駅、中野駅、西船橋駅、代々木上原駅、和光市駅、半蔵門線・副都心線渋谷駅、目黒駅を除く各駅に設置されます。これらの駅のみを利用されている方は、設置されている駅まで取りに行く必要があります。
本登録の方法
本登録は東京メトロの多機能券売機(ピンク色の券売機)で行います。
※多機能券売機設置駅は、日比谷線北千住駅、中目黒駅、中野駅、西船橋駅、代々木上原駅、和光市駅、半蔵門線・副都心線渋谷駅、目黒駅を除く各駅となります。
- 多機能券売機の画面左下にあるメトロポイントのボタンを押します。
- メトロポイントクラブのボタンを押します。
- 仮登録で取得したお客様番号と駅パスワードを入力します。
- 申込・変更ボタンを押します。
- ICカードを登録ボタンを押します。
- 登録するPASMOを挿入します。
- 登録されたPASMOが出てくれば登録完了です。これ以後の乗車からがポイント対象となります。
貯まったポイントのPASMOへのチャージは
貯まったポイントのPASMOへのチャージは多機能券売機から行う事が出来ます。この際もお客様番号と駅パスワードが必要となるため、こちらの情報は忘れずに保管しましょう。
乗るだけでポイントが貯まる魅力
東京メトロがはじめているメトロポイントクラブについて解説しました。
入会費、年会費は無料であり普段利用しているPASMOをそのまま利用する事が出来るのはメリットとして高いと感じられます。唯一の難点としては申込みが仮登録と本登録がある点と、本登録は多機能券売機で無いと行えないという物理的な制約がある点です。
普段何気なくPASMOにチャージして東京メトロに乗車している人は多いのでは無いかと思います。乗車の頻度が多ければ多いほどポイントも貯まるので、よく利用される方は申し込みを行ってみてはいかがでしょうか。