埼玉県さいたま市にある鉄道博物館は7月5日(木)に待望の新館がオープンします。新館の構成と、どのような展示内容となるのかその中身について調べました。
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鉄道博物館とは
鉄道博物館は、JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、さいたま市大成地区に建設されました。
フロアは実物の車両36両が展示されている車両ステーションや蒸気機関車D51のシミュレータ、山手線や高崎線、新幹線のシミュレータができるシミュレータホール、科学の視線で鉄道のしくみを理解できる科学ステーション、鉄道ジオラマや運転士体験教室、フォトステーションやレストラン、屋上展望スペースがある大人から子供まで1日楽しむことができる施設となっています。
鉄道博物館新館
鉄道博物館新館は2018年7月5日に地上4階建てでオープンします。延べ床面積は約6000㎡、展示面積は3500㎡となり、鉄道博物館として展示面積が現在の約1.3倍に拡大します。
建物の構成について
建物の構成は、「仕事ステーション(1階・2階)」、「未来ステーション(2階)」、「歴史ステーション(3階)」、「ビューレストラン・トレインテラス(4階)」で構成され、新館南側には「てっぱくひろば」があります。
それぞれの展示や内容とは
仕事ステーション
現在の鉄道をテーマとし、鉄道を支える仕事に挑戦し、プロフェッショナルになりきる体験型ステーションです。
模型や映像で鉄道システムの全容を把握し、鉄道の運行を支える駅、乗務員、設備メンテナンスの仕事の模擬体験、運転士・車掌の仕事体験では、新幹線の運転体験ができる「E5 シミュレータ」、車掌の仕事を体験できる「車掌シミュレータ」の新設、在来線運転シミュレータに「E233シミュレータ」が追加されています。
新館1階にはE5系新幹線電車のモックアップと、山形新幹線400系新幹線電車の実物が展示されています。
未来ステーション
未来の鉄道がテーマとなっており、未来の鉄道に入り込んでこれからの鉄道の姿をみんなで考えるステーションとなっています。
歴史ステーション
1872年の開業から現代にいたるまでの日本の鉄道の歴史を6つの時代に区分し、時代ごとに鉄道に寄せられた期待とそれに応えた技術者の熱意や技術の進化が紹介されています。
ビューレストラン・トレインテラス
「ビューレストラン」は、落ち着いた木目調のデザインを生かしたスペースで、大きな窓から隣接する線路の新幹線を眺めながら食事が楽しめるようになっています。また、見晴らしの良い展望スペース「トレインテラス」が設置されます。
新館オープン後の料金が変わります
新館オープンにあわせ、一部の料金が改定されます。
入館料(個人)
- 一般:\1,000円から\1,300円へ改定
- 小中高生:\500円から\600円へ改定
- 幼児:\200円から\300円へ改定
この他、駐車上料金についても一般車両は\500円から\800円に改定されます。
鉄道博物館新館はとてもバランスが良い
鉄道博物館新館の内容を見てみましたが、体験施設や、今後の鉄道の未来、過去からの振り返った歴史や、レストランが用意されていたりととても偏ることなくバランスの良さを感じました。
また、本館についても50人収容可能なシアター「てっぱくシアター」の新設や、館内案内のフロアガイド、鉄道博物館アプリの多言語対応、多言語対応が可能なスタッフの配置など館内案内の充実が行われており、更なる魅力の向上によって入館者数の増加が見込まれるのでは無いでしょうか。