国民年金は満20歳以上から60歳未満までの方が加入し保険料を納める制度となりますが、支払いについては幾つかの方法があります。その中でも前納を行うと前納期間によってはかなり高い割引が行われる事をご存じでしょうか。今回は令和2年度国民年金保険料の金額や前納した場合の割引金額について調べました。
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目次
令和2年度の国民年金保険料
現金で月々払い
令和2年度分の国民年金保険料を現金払いで1か月分を支払った場合、16,540円です。
12か月分の支払いが発生するため 16,540円×12か月=198,480円となります。
前納払い
前納払いについては3つほど方法があります
- 現金払い
- クレジットカード
- 口座振替
現金払いとクレジットカードについては前納した時の割引は同じです。口座振替の方が割引金額は高くなっています。
現金・クレジットカードでの前納金額
現金・クレジットカードで前納した場合の保険料と割引額は2年前納の場合は14,590円と国民年金保険料1か月分の約88%に相当する割引額でかなりお得です!
種類 | 6ヵ月前納 | 1年前納 | 2年前納 |
前納保険料 | 98,430円 | 194,960円 | 383,210円 |
割引額 | 810円 | 3,520円 | 14,590円 |
クレジットカードで支払いの場合、ポイントが付くカードであればカードのポイントも付与されるため支払い方法の中ではクレジットはかなりお得になるのでは無いでしょうか。(国民年金保険料の支払いでポイントが付与されるかは確認が必要です)
口座振替で支払いの場合
口座振替で前納した場合の保険料と割引額は2年前納の場合15,840円と国民年金保険料1か月分の約96%に相当する割引額となり、ほぼ1か月分の金額に相当します。
種類 | 6ヵ月前納 | 1年前納 | 2年前納 |
前納保険料 | 98,110円 | 194,320円 | 381,960円 |
割引額 | 1,130円 | 4,160円 | 15,840円 |
クレジットカードや口座振替で支払う場合
かなりお得な前納ですがクレジットカードや口座振替で支払うためには手続きが必要です。
クレジットカードの場合は国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書、口座振替の場合は国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書を記入し日本年金機構に送付する必要があります。
まとめ
令和2年度の国民年金保険料とお得な前納割引制度について調べてみました。普通は通知書に記載されている1か月分の金額を毎月納めるケースが多いと思います。国民年金保険料はここ数年毎年上がっており金銭的な負担も増えていますが、前納割引制度を使う事で少しでもその負担を減らすことが出来るのではないでしょうか。もちろん、例えば2年前納であれば約38万円とまとまった金額を支払う必要があるため対象は金銭に余裕がある方にはなるでしょう。
支払いについてはクレジットカードのポイントが付与されるのであればクレジットカード払いが一番お得になります。仮にポイント還元が1%の場合、2年前納であれば約3830ポイント獲得できます。カード利用枠との兼ね合いもありますがおススメです。