パソコンやスマートフォン、タブレットといった機器が出たことにより、現代人は近いものを見る機会が非常に多くなって来ています。近いものを見続ける事は、視点を常に合わせる必要があり、目の疲労が高まります。
夕方には目がしょぼしょぼして疲れ目になっている方も多いのでは無いでしょうか。そんな、目の疲れを抱えている方に目の疲れを和らげる4つの方法をお伝えします。
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目の疲れを和らげる4つの方法
遠い所を見る
目の中には眼のピントを合わせるための「毛様体筋」といった筋肉があります。
毛様体筋は遠くのものを見ている時は緩み、近くのものを見る時は緊張してピントを合わせる動作をします。
パソコンやスマートフォン、タブレット等を見る時は常に一定の位置で画面を見ていますが、この状態が続くと毛様体筋は常に緊張状態となり筋肉疲労を起こします。その結果、目の疲れに発展します。
毛様体筋を緩ませるために、遠くを見る事は結果的に目の疲労軽減に繋がる事になります。適度に休憩を入れ、遠くを眺めるのは気分転換がてら良いのではないでしょうか。
まばたきをする
まばたきであれば、常に行っている感覚がありますが、パソコン等をじっと見ている時にはまばたきの回数がいつもよりも減っています。
目はまばたきをすることによって、涙を出し目を乾燥から守っていますが、まばたきの回数が減る事によって涙の量も減り、その状態が続く事によって目の乾燥や傷などの「ドライアイ」を引き起こします。
その結果、目の疲れや目の乾き、物がかすんで見えたりといった症状が起きるようになります。
パソコンやスマートフォンなどを操作している時は意識的にまばたきをするようにしましょう。
目に潤いを届ける方法として、人口涙液型点眼剤を使用する事もおすすめできます。人口涙液は涙に近い性質をもった点眼剤となり、目の乾きや目の疲れ、目のかすみといった症状に効果があります。定期的に点す事で目のうるおいを保持できるでしょう。
暖かいタオル等で目を覆う
蒸した暖かいタオルを使い、目を暖める事で目の疲れを緩和する方法です。
目を暖める事によって、血液の流れが良くなり、筋肉をほぐすことができます。筋肉をほぐす事で副交感神経が優位になりリラックスする事ができ、目の疲れにも効果が得られます。血液の流れが良くなる事によって涙の分泌量も増えるため、目の乾きといった不快感軽減にも効果があります。
また、ドライアイの原因の1つであるマイボーム腺という脂を分泌する腺の詰りが、目を暖める事によって脂質の分泌が促されるため、ドライアイの解消にも繋がります。
蒸しタオルの作り方ですが、手軽な方法としては電子レンジを使うのがお手軽です。水分を含ませよく絞ったタオルを約1分程度電子レンジで加熱を行います。加熱しすぎると火傷してしまうので注意してください。約40℃程度が利用には適しています。
ツボ押しをする
疲れ目にいいツボ押しというのもあります。
目の近くであれば以下のツボがあります。
攅竹(さんちく)
眉頭の親指でさぐったときに大きくへこんだところにあります。
魚腰(ぎょよう)
瞳の真上、眉の真ん中にあります。
承泣(しょうきゅう)
目の真ん中下にあります。目の下側の骨の縁です。
晴明(せいめい)
鼻の付け根の横側にあります。
太陽(たいよう)
こめかみの下のへこんだ部分にあります。
ツボを押すときには指の腹で、ギュッと強く押さずに痛気持ちいいくらいの感覚で押していきましょう。
まとめ
目の疲れを和らげる4つの方法をお伝えしました。
今回の方法では触れなかったのですが、周りの明るさの調整やパソコンであればモニタをーを見る位置、モニターの明るさといったものを調整する事でも目の疲労の軽減に繋がります。
仕事でパソコンなどを使っているとずっと画面を見続けている事がほとんどだと思いますし、移動中などには情報を得るためにスマートフォンを使って何かを見たりといったことも今では日常の光景として見る事ができます。
そのように目を酷使する事によって目の疲れを訴える人は増えており、酷いとそれが元で具合が悪くなってしまう人も中にはいます。目は物を見るための大切な器官です。目の疲労を軽減し、快適な生活を送る事ができるようにしましょう。