東京都が昨年より取り組みを行っている「時差Biz」をご存知でしょうか。時差Bizとは、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方改革のひとつと位置づけられています。「朝が変われば毎日が変わる」をキャッチフレーズにし、東京都が取り組む目的やその内容はどういったものなのか迫ってみます。
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時差Bizとは
時差Bizとは、通勤時間をずらすことにより満員電車の混雑緩和を促進し快適通勤の実現に取組むための働き方改革の1つとなり、東京都が展開を行っています。
特に東京都は朝の通勤ラッシュで混雑するのが日常となっており、通勤自体がストレスとなっている方も多いでしょうから、早く家を出て会社に着いて仕事をしたいといったニーズや、生活に合わせて出勤時間を調整したいといったニーズもありそうですね。
平成30年度の時差Bizの期間
昨年は夏季は2週間だったものが今年は1ヶ月に拡大され、冬季期間が新規追加されています。
- 夏季:平成30年7月9日(月)~平成30年8月10日(金)
- 冬季:平成31年1月下旬(2週間程度)
参加資格は
時差Bizの参加には特に資格は決まりはありません。通勤時間に鉄道利用が集中する時間帯を避けて時差出勤を推奨し、快適な通勤をサポートする取組みを企業単位で実施することができます。
会社勤めの場合、個人はその企業の取り組みに参加する形となります。7月1日時点で参加企業は689社となっておりますが、東京都は1,000社まで増やすことを目指しています。
時差Biz参加のメリット
時差Biz参加のメリットとして、企業側は時差Bizといった働き方改革を行い、従業員に対して柔軟な働き方を提供しているアピールをする格好の機会になりますね。
これは、企業としての価値向上や就職活動などを行う学生に対してのアピールとしても訴求できそうです。
個人としてのメリットは、朝の通勤ラッシュの時間帯の出社をずらし、朝方の電車が空いている時間帯に出社して夕方は早めに帰ったりとか、または出社時間を遅らせて遅く帰ったりなど、個人の生活やスタイルに合わせた柔軟な働き方ができる点がメリットとなりそうです。
取組みは更に普及するか
時差Bizについて見てみました。取組みとしては昨年から始まり少しずつ広がっているようですが、企業数を見る限り普及はこれからといったように感じられます。普及を進めていくためには継続した普及活動を引き続き行っていく必要があるでしょう。
これから色々な企業に広がり、朝の混雑が少しでも緩和されると週明けの通勤の憂鬱さも多少は軽減されるかもしれませんね。以上、時差Bizについてお知らせしました。